intel版macからM1 macに乗り換えたらアプリケーションが起動しなくなる問題
ついにM1 macデビュー
先月ですが、ついに私もintel版CPUを搭載したmacbook pro2016からM1 macbook proに乗り換えをしました。
その際に発生した致命的な問題を2点解決しましたので記事にしてみようかと思います。
データー移行方法に関して
旧環境から新環境へのデータ移行ですが、多くの場合は新品で綺麗な状態のmacに再度作業環境を作成する事が推奨されています。
私が拝聴しているPodcast、「Apple News Radio ワンボタンの声」のパーソナリティの方々も新mac購入時は新しいmacとして環境を構築し直すそうです。ですが今回の私のように仕事で使っているメイン機種ですと環境移行に時間が割けません、なので今回私はTime Machineにバックアップされているデータで環境を旧mac→新macとすることにしました。
この時はまさかこれが原因であんな事が発生するとは思いもせずに…。
仕事用アプリ2つが起動しなくなった!?
私はフリーランスでweb制作のお仕事をさせて頂いています。そんなわけで必ず仕事に使用するアプリケーションが多々あるんです。そしてTime Machineからデータ移行後、色々試してみると起動しなくなっていたアプリケーションを2つ発見しました。
この2つです。
Visual Studio Codeはテキストエディタアプリで、色々なエディタを試しましたが無料で使えるもので2021年5月現在これを上回るものはないかな?って思います。それくらい拡張性が高くそれでいて軽い最強のアプリケーションだと思います。
Sublime3からの乗り換えでしたが全く違和感なく使用できてます、エディタに関してはまた後日別記事にしようかと思います。
そしてもう1つ、こちらはもう説明の必要がないPhotoshopです。デザイナーさんがpsdデータを作成し、それをもとにwebページを作成する事がとても多いです。稀にIllustratorのときがありますが…。
この2つのアプリケーションが起動不能に陥ったので今回は復活までに作業を紹介します。
Visual Studio Code
これはわりと簡単でした、公式から新しいファイルをダウンロードして上書きインストールしてください。
私は元々設定済でしたので気にしませんでしたが、環境の保持をしたい場合は「Settings Sync」で旧環境を保持してください。
※要githubアカウントです、しかも設定ちょっと面倒です。でも絶対やっておいた方が良いです!
※これはVisual Studio Codeが起動しないといけない為、移行前macが既に手元にないとできません、注意してください。
自分の場合はこれだけで復旧しました。また拡張機能や設定もそのまま残っていました。
Photoshop CC
こちらが厄介でした。
症状としてはDock内のアイコンをクリックして起動してもアプリケーションが立ち上がらずにフリーズするという状態でした。
まず解決方法を書く前にやった事をざっくりと、というよりもこれが全てです。それは「一旦完全にPhotoshopをアンインストールする」です。恐らくこれが成功すれば起動するようになると思います。
Adobe Creative Cloudの恐怖
現在、Adobe製品をインストールするにはまずAdobe Creative Cloudというアプリケーションを管理するものをインストールする必要があります。これはAdobe製品のアップデートや再インストールなど色々なことに使用されるものなのですが、これがまた…超絶不安定なんですよね。
macだろうがWindowsだろうがスペックの低いPCですと死ぬほど重く、また頻繁にフリーズしたり落ちたりします。実際私もこの記事を書いている今現在アップデートがあるようなので久しぶりに起動してみたのですが余裕で落ちました。
本当に控えめに行ってもゴミアプリです。これを経由しないといけない事が多いので仕方なく使用してます。
今回はまず以前インストールしていたPhotoshopを含めたAdobe製品を全てアンインストールしようと思い、起動したのですがAdobe Creative CloudなんどやってもAdobe Creative Cloudがフリーズしたり勝手に落ちたりと全く前に進む事ができませんでした。Adobe Creative Cloud自体再インストールをしてみたものの状況は変わらず、調べてみるとAdobe Creative Cloudを使用する以外にAdobe製品をアンインストールする方法を発見しました。
Creative Cloud Cleaner Tool
これは文字通りのツールで、Abodeが公式でリリースしているものです。→ Creative Cloud Cleaner Tool
これを使用して見るとジャンクファイルが出る出る…、今回アンインストールしようしていたVerよりももっと前に使用していてアンインストール済だと思っていたVerのファイルが沢山検出されました。他にもジャンクファイルは沢山あり、これが残っているとツールを使用しても削除できない場合もありますので各々の環境に合わせてチェック&削除してみてください。可能であれば削除できるもの全部削除してください。
以前のバージョンの手動削除
以前のバージョンを含むすべての Adobe アプリケーションを削除し Creative Cloud を再インストールする(Mac OS)
【Mac OS】AdobeCCの古いバージョンをアンインストールする方法
方法は調べてみると沢山でてきます。
再インストール
全て削除後、改めてPhotoshopを普通にインストールします。残念ですが定義していたパターンやグラデーションなどはなくなってしまいますし、以前使用していたプラグインなどはintel mac版→M1対応版になるにあたって殆ど使用できなくなってしまいますが、それよりも起動が超爆速になるので何をするのも快適になります。どれくらい起動が早いか動画を載せておきます!
起動しなかった理由を推察
結局なぜこの2つのアプリケーションが起動しなくなってしまったのか、正直分かりません…。ですがVisual Studio Codeにはどうやらmac側でのセキュリティ関連で起動権限がなくなってしまう為?のような気がします。旧環境で起動する権限があったものの新環境ではそれが上手く通らずに起動しなくなっていたのかな?と推測しています。
Photoshopに関しては…もう全くわかりません、同じ理由なのか?旧Verのファイルがなにか悪さをしていたのか…、何はともあれ無事起動してよかったです。解決方法が「旧環境全部消せ」というシンプルな方法しか紹介できませんでしたが、同じ悩みを持つ方の参考になればと思います。
要するに今回アプリケーションが起動しなくなった原因は
旧環境からのデータ移行
これが原因でした。どうしても解決されない方は思い切ってゼロから環境構築するもの良いかもしれません、私も本音を言うとそうしたいと思っています。